幸せのかたち 2015年11月号
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歯科医師が訪問診療する際は、外来の空き時間を利用するか、訪問専属の歯科医師と歯科衛生士を配置している医院でしか行えない。また訪問には専用の器材も必要となるため、現在、対応できる歯科医院は非常に少ない。代表の越野亨さん(右)。訪問歯科診療は、歯科医師、歯科衛生士、コーディネーターのチームが、自宅で、あるいは施設で、在宅医療・介護の状態にある介護度の高い高齢者の元を訪問。歯科治療を行う。利用者本人が家族の介添え等により、直接歯科クリニックに訪れることができるケースは対象外となる。『サンメディカルサポート』が支援する介護施設の食事の一例。肉や魚が毎食出ている。健康長寿は、歯の健康から。北陸初のサービスが開始。「訪問歯科診療」の巻 「訪問歯科診療」をご存じだろうか?これは文字通り、(自宅等へ)歯科医師が訪問し、診察、治療してくれること。医療依存度や介護依存度が高い高齢者であっても、今は在宅療養の対象になる。その対象者の生活支援の一つが訪問歯科診療だ。今、要介護認定者の数は全国で約600万人。そのうちの70%、420万人が歯科治療が必要といわれている。ただし、実際に治療を受けることができているのは僅か27%の113万人で、残りの300万人以上は歯科治療を受けられない状況にあるという。 石川県では、現在、その100分の1、およそ2万8千人の人が歯科治療を受けることができていない。高齢化率が加速する中、今後も歯科治療の必要な人は増加の一途の見込みだ。 こうした状況から、今、北陸初の訪問歯科診療支援サービスを立ち上げたのが、『サンメディカルサポート』だ。 「食べることは、生きることです」と代表の越野亨さん。「おいしい食事を自分の歯でいつまでも食べ続けられるように。その支援をさせていただくのが当社の使命。歯やお口のケア、いわゆる口腔ケアは、誤嚥性肺炎の予防や認知症予防、総医療費の抑制など様々な効果が期待されます。食べることは生命の維持だけでなく、老若男女を問わず、誰しもにとって日々の楽しみだと思います。お口のケアを通じてご本人様の食べる意欲を引き出し、皆様が少しでも喜んでいただけるよう、私たちは支援していきます」。 健康長寿は、歯の健康から。いつまでもおいしく食べられるようしっかり口のケアをしておきたい。『幸せのかたち』世代のための人・事・物を実際に編集長がリサーチする企画です。撮影/藤森祐治 取材・文/米田 洋今月の徹底調査インフォメーション『サンメディカルサポート』は、介護施設や居宅介護支援事業所のケアマネージャーからの新規依頼に対して、提携歯科医院から歯科医師を派遣。派遣した歯科医師・歯科衛生士とともに診療サポートを行います。「口腔ケアは、どこの歯科医院に聞いたらいいの?」。そんな疑問をお持ちのご家族様や施設長様、ケアマネジャー様からのご相談をお待ちしています。 <取材協力>サンメディカルサポート金沢市米泉町2-76-1 2(076)272-8920ファクス(076)272-8986営業/平日9:00~18:00「訪問歯科診療支援」のポイント○歯科クリニックに通えない高齢者の自宅へ歯科医師を派遣調整してくれる。○歯科医師が診察に専念できるよう、コーディネーターとして、診察のスケジュール管理や器材運搬等のサポートを行う。○家族はもちろん、ケアマネージャーや施設の責任者の労力軽減のため、歯科治療支援を通して、利用者本人の口腔ケアのサポートを行う。6

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