幸せのかたち 2014年12月号
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石川県金沢市の南部にある「伏見台商店街」の取り組みがおもしろい。 少子高齢化、超高齢社会に、真っ向勝負の構えで、地域力を高めるべく、この11月20日より、地域交流が目的の「萬ばんじ事、馬うま九く行い久く まちの寺子屋」を年末、12月20日までの1ヶ月限定で、開所している。 本事業は、経済産業省の「平成25年度補正地域商店街活性化事業」の助成対象に採択されたもので、大学などの教育機関や、医療機関をはじめ、金沢市介護保険課の委託先・地域包括支援センターや、調剤薬局、弁護士、行政書士、ファイナンシャルプランナーなど、様々な専門職と他職種連携の体制をとることで、地域在住のシニアの生活支援や、見守り支援を行っていくというものだ。 会場では、平日にはシニア世代や主婦層を対象に、週末には親子を対象に、座学や体験会などを開講。空き時間には自由に交流できるよう、会場を開放するともいう。また最近は、世の中全体に小学校児童の遊び場不足の話も聞こえてくるということで、午後からは保育士が常駐し、児童の交流広場にもしていく考えだ。 「これまでいろいろな催事を行ってきましたが、地域のシニア世代のことを念頭に置いた企画は初の試みとなります。今回は、まず地域の方のご要望を知ることが第一の目的だと考えています。元気な方はもちろん、家に閉じこもりがちの方にも足を運んでいただけるよう、様々なためになる話をご用意いたしました」と理事長の中田さん。 地域のチカラをいっそう高めることが超高齢化の対策になる。この取り組みが一つの光を見出し、将来への明るい展望となることを大いに期待したい。6今や世の中は少子高齢化が進み、超高齢社会に突入している。そこで、地域からできることをとアイディアを練り、立ち上がった商店街がある。そのアイディアとは。撮影/池田紀幸 取材・文/米田 洋会場では、相続相談や、お金の増やし方、介護相談、シニア世代の食事の話などの座学から、独居のシニアの相手探しの場として開催する「大人のお茶会」といった企画も実施する。講師は、金沢大学の教授、准教授や、金沢赤十字病院の医療の専門職、薬剤師、弁護士、ファイナンシャルプランナー、ネイリスト、お寺の副住職など多彩な顔ぶれ。本誌・編集長の米田もサポートスタッフとして参画する。左/商店街理事会の皆さん。中田 一善さん 伏見台商店街振興組合 理事長「少子高齢化、超高齢化社会になり、商店街も、今後、3年、5年、10年、20年先を見据えた事業・売上計画を考える時期に来ています。地域に何ができるか。これを考え、実行することが、これからの売上づくりに繋がると考えています」【開催】2014年11月20日(木)~12月20日(土)10:00~17:00※木曜・金曜・土曜は18:00~21:30も開所。【会場】「萬事、馬九行久 まちの寺子屋」イベント会場金沢市三馬2-252 神保ビル101号金沢赤十字病院並び万ばん事じ、馬うま九く行い久くまちの寺子屋商店街の新しいかたち﹇伏見台商店街﹈地域が元気になる方法

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