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金澤編集部ブログ

金沢倶楽部 月刊金澤-KANAZAWA STYLE- 知らないことが、いっぱいある。生活を豊かにする雑誌のチカラ。
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2011.05.31

心に響く写真展


小誌『金澤』でもお世話になっている金沢在住のカメラマン、
湯浅啓さんの写真展が鶴来の『小堀酒造店ギャラリー』で
開かれています。

タイトルは「鉄道のある風景」。
初日にさっそく行ってまいりました。

お仕事では、料理でも人物でも何でもこなすオールマイティーな方ですが、
プライベートでは専ら鉄道。
とりわけ、のと鉄道の能登線に対する思いはひときわで、
写真集も2冊出していらっしゃいます。

もう1冊は『能登線憧景』です。

前回『ギャラリートネリコ』さんで個展を開かれたときは、
のと鉄道にしぼった内容でしたが、
今回は、北陸三県の鉄道を対象に。

鉄道の写真といっても、車両の魅力に迫ったものではありません。
タイトルの通り、「鉄道のある風景」。
鉄道を介して見える素敵な光景が並んでいます。

ただ美しいだけでなく、
街の色やその土地の人々の暮らしの匂いなども
伝わってくるような、しみじみとした味わい深さを感じます。
きっと、レンズをのぞく湯浅さんのまなざしが温かいからなのでしょう。

ですので、鉄道ファンでなくとも、ぜひ足を運んでいただきたい!

なお、奥の部屋にあるスライドショーも忘れずにご覧ください。
中でも、のと鉄道の回は必見。
もともと涙もろい私ではありますが、
前回も前々回も、そして今回もやはり涙腺がゆるんでしまいました。
BGMにのせて間合いよく展開する情感に満ちた写真たちは、
ひとつのストーリーにも思え、勝手に想像を働かせて泣けてしまうのです。

◆湯浅啓写真展「鉄道のある風景」
会期/5月27日(金)~6月5日(日)
時間/9時~17時(最終日は16時)
場所/萬歳楽本店(小堀酒造店ギャラリー)
    白山市鶴来本町1丁目ワ47 tel076(273)1171

(金澤編集部:東 知愛子)

2011.05.30

今日は何の日(2)


本日、5月30日はジャンヌ・ダルクが火刑に処された日(1431年)です。ということで、ジャンヌ・ダルクを描いた映画『裁かるゝジャンヌ』をご紹介。

これは1928年のサイレント映画で、監督はデンマークの巨匠、カール・ドライヤー。「映画の最初の世代の王様たち」(by フランソワ・トリュフォー)の一人で、代表作はほかに、『吸血鬼(ヴァンパイア)』『奇蹟』などがあります。

タイトルからもわかるように、『裁かるゝ~』は所謂「異端審問」を描いています。そしてドライヤーは、スクリーン上から「余計なもの」を徹底的にそぎ落としました。もともとサイレント映画ではありますが、まず、まったくの無音(伴奏音楽もなし)。舞台となるルーアンの町の全景セットを作ったらしいのに、これを見せない。審問場のセットも一部しか見せず、画面のほとんどは顔のクローズアップ。

この顔のクローズアップが、とにかく素晴らしいのです。審問官の表情の変化、それと並行して変化するジャンヌの表情。とりわけジャンヌの表情は「恐怖」から一瞬「恍惚」へ、そして「落胆」へ。静かなのに、その表情の変化する様は圧倒的な迫力で迫り、息を詰めて見入ってしまう。

ジャンヌを演じたのは、ルネ・ファルコネッティという舞台女優(他に映画出演を知らない)。ジャンヌ・ダルクを演じた女優といえばイングリッド・バーグマンが有名ですが、かの名優も(二度、ジャンヌを演じたけれど)、ファルコネッティの表情を超えることはできなかった。ちなみにバーグマンがジャンヌを演じた映画は次の2作――

『ジャンヌ・ダーク』(1948年) ヴィクター・フレミング監督
『火刑台上のジャンヌ・ダルク』(1954年) ロベルト・ロッセリーニ監督

『火刑台上~』のときはバーグマン、39歳。ジャンヌは19歳で処刑されているので、その差は20歳。監督のロッセリーニは“ネオレアリスモ”の代表作家。ゆえに、このときのバーグマンのクローズアップはさすがに厳しかった。

(編集部/若林)

2011.05.27

取材の裏側


先週は、7月号に向けた夏のおでかけ特集の取材であちこちへ出かけてきました。
 
ある日は、運河クルージング。
 
隣の席になったおじちゃんと楽しく話をしながら、船上のひと時。
 

ある日は、滝へ。

いつも美しい写真を撮ってくださるカメラマンNさん。
大自然の中、レンズを覗く姿が格好よくて思わず一枚。
 
 
どんな内容なのかは・・・・しばらく先になりますが、6月20日発売号にてご紹介いたします。
この夏行きたいスポットがたっぷり!どうぞお楽しみにお待ちください。
 
 
話は変わりますが、
先日ブログに書いた「金沢南総合運動公園」のバラ園が、今、ちょうど見頃を迎えています。
会社の近くにあるので、通りかかるたびに、まだかなまだかなとチェックしていました。
園内は数多くの品種が咲き誇り、とても綺麗。優雅な香りも漂っています。
よろしければ是非、足を運んでみてくださいね。

  

(編集部/佐々木美絵)

2011.05.26

絵本


先日、友人に贈るために絵本を買い求めました。

書店をあちこちまわりましたが、
ロングセラーから、新刊、大人が楽しめるものまで、
商品として並ぶ絵本のラインナップというのは、
店によって実に様々だということが、実際に足を運んでみるとよくわかりました。

普段は素通りしがちな絵本コーナーですが、実際に書棚を前にすると、
子どもの頃に親しんだ絵本が目にとまり、つい手にとってしまいます。
                                                                                                             同時に、懐かしい絵本の記憶も甦りました。
落書きをしたページや、今も鮮やかに思い出せるお気に入りの絵、登場人物のセリフ・・・・・。

ちょうど発売中の金澤6月号に『オヨヨ書林』の古絵本が紹介されていますが、
自分が子どもの頃に何度も開いた絵本たちは、今、まさに古絵本といった風情を漂わせて
眠っているんだなあと、実家の本棚に思いを馳せたりもしました。

                                                                                                                                

現在、石川近代文学館では「はじまりのものがたり」という企画展が行われています。
石川県ゆかりの作家による絵本と児童文学について紹介する企画です。

最近、ある方から金沢出身の絵本作家・とりごえまりさんのことについて
お聞きしたこともあって、足を運んでみました。

                                                                                                             

展示では、三文豪をはじめとした近代文学の作家が手がけた子ども向けの作品や、
詩集、自筆原稿、現在活躍している絵本作家の作品や原画をみることができます。                                                                        

そのほか、実際に絵本を手にとって読めるスペースも。

 

自筆原稿や原画は、印刷された本にはない
作家の息遣いのようなものが感じられ、じっと見入ってしまいました。
また、いもとようこさんをはじめ、金沢にゆかりのある
現代の絵本作家7人の作品も、それぞれに個性があって魅力的でした。

展示は6月19日まで。

大規模な展示ではないですが、
なんだか、久しぶりに絵本を読んでみたくなる、そんな企画展でした。

                                                                                        (編集部 品川)

2011.05.25

うわさのガレット専門店へ。


先日、ランチでせせらぎ通りの『サラザン』さんにおじゃましました。

ご主人のオリビエさんはフランス出身。
東京のホテルなどで実績を積み、
山梨の蕎麦の名店『翁』でガレットの素材である蕎麦を学んだそうです。
夫人の幸子さんとともに和やかにもてなしてくださいます。
この日は「今週のガレット」(単品750円)をいただきました。
牛肉の赤ワイン煮こみと温卵などがトッピングされ、
赤ワインソースを絡めていただきます。

九谷焼の器とガレットの相性もぴったり。
日本の蕎麦粉と本場フランスの蕎麦粉は若干違うそうで、
生地が少しグリーンがかっていて、
焼いてももっちりしています。
本場はもっとパリッとするのだとか。
ちなみにこちらでは有機栽培の蕎麦だけを使っています。
生地のほんのりとした苦味と赤ワイン風味のお肉、
卵のしっとりとした食感、
ローズマリー風味のニンジンのソテー、
春キャベツの甘み。
ひと口の中でいろんな味わい、食感が楽しめます。

本場では、ガレットにはりんごのお酒「シードル(甘口)」が基本。
同店でも辛口のものやシリアルナンバー入りの希少なもの、
洋ナシのお酒なども用意しています。

ボトルの向こうに立つのはオリビエさん。
「あたたかくて苦味があるガレットには
冷たいシードルの甘みがぴったりです」(オリビエさん)

ちなみに現地では「ボレ」と呼ばれる
カフェオレボウルのような陶器で飲むのが一般的だそうです。
グラスでいただくのとはまた違った味わいが楽しめそうですね。

こちらでもボレに似た陶器のカップでお出しするそうです。
セットのアイスクリームが出る前に
「シードルのグラニテ」をいただきました。

自家製のりんごのマーマレードとともにさっぱりと楽しめました。
「シードルのおいしさをもっと知ってほしくて」とオリビエさんと幸子さん。
今度は夜にゆっくりシードルとガレットを楽しみにうかがいたいと思います。
『サラザン』さんは発売中の月刊金澤でもご紹介しています。
お店の詳細はぜひそちらをチェックしてくださいね。

(編集部/田中佐和)

2011.05.24

初夏の楽しみ


わたしの初夏の楽しみのひとつが、鮎。
鮎の豊かな漁場として知られる
富山の庄川へ食べに行くのが恒例となっています。

解禁まで待てず、今年もさっそく行ってまいりました。

写真は『鮎の庄』にて。
客席からも見える焼き場で、
職人さんが一本一本丁寧に焼き上げています。
庵風の店内に立ち込める香ばしいかおりがたまりません!
炭火を囲んで並ぶ姿も美しい!!

稚鮎、若鮎、子持の落ち鮎と、
その時季ごとの味わいがあり、楽しみの長い鮎ですが、
個人的には、身がやわらかく、香り高い今頃が好みです。

地の美味には地酒、ということで、「立山」と一緒に。

途中、うるか三種(子うるか・黒うるか・わたうるか)もつまみつつ、
かなりの本数(鮎の数です。お酒ではありません)をいただきました。

鮎を満喫したあとは、
隣接する湯宿『川金』でもらい湯。これも恒例。
『鮎の庄』で食事をすると割引価格で入れます。
身も心も潤う、オススメのコースです。

さて。
現在発売中の『月刊金澤』6月号にも、
庄川の鮎をはじめ、岩瀬の白海老、勝山のあまご、白山の山菜など、
今が旬の土地の恵みに関する情報がいっぱい!
ぜひ、ご覧下さい。

(金澤編集部:東 知愛子)

2011.05.23

「101号」発売中です!


宣伝です。

小誌『金澤』の最新号(6月号/通巻101号)が発売中。
目印は新緑を背景に囲炉裏で焼かれた若鮎のイメージです。
白山市旧鶴来の料理宿「和田屋」さんで撮影したものですが、
実はこの日は、朝から小雨模様の一日。
雨が止んだひとときを狙って庭に照明を一本たて、
雨が降り始めないことをひたすら願って撮りました。
炭火の「赤」を出すのがまた大変で、
カメラマンH氏がどこまでパソコン上で触ったかは知りませんが、
現場でのチェックも、それは入念なものでした。

 

特集「旬味を産地で召し上がれ」で紹介された料理の数々。
その「味」は、掲載写真の美しさに負けません。
ちょっと遠出するには絶好の季節ですので、
ぜひ、本書を片手に旬味の産地めぐりを楽しんでください。
まだ山菜も間に合いますよ!

編集部/若林

2011.05.20

旬味で元気!


湯涌温泉へと向かう街道沿いにある『季節料理つばき』さんは、
春は山菜、夏は鮎や岩牡蠣、秋は茸、冬は熊や猪などの
山の幸を楽しませてくれる、貴重な一軒です。
 
先日、店主の小村さんにお声掛けを頂き、同店で行われた「山菜まつり」にお邪魔して
美味しい山菜料理を堪能させていただきました。
 
前菜にはじまり、山菜の糠漬け、きんぴら、サラダ、天ぷらと、
とれたての山菜を使った一品が次々に並びます。

フレッシュな山菜のサラダです。コゴミとワラビ、そしてクレソン。
クレソンといえばお肉料理の付け合せ、というイメージが強いのですが、
クレソンだけをこれほどたっぷりと食べたのは初めて。
自家製の梅肉ソースと胡麻ソースでいただきました。
朝採れの新鮮なものばかり。みずみずしくて香りが高く、お箸が止まりません。


小村さんらが今シーズンに獲った猪、百数十頭のうち、
最後の一頭だという猪肉も、惜しげもなくたっぷりとふるまってくださいました。
臭みもなく、柔らかくて旨みたっぷり!

また、朝獲れのたけのこの煮物や、筍ご飯、どれも素朴ながらも
食材そのものに力があって、元気になれる料理揃いでした。
会話も弾んで、とても楽しい夜でした。
 
【季節料理つばき】
金沢市上中町巳1-2
営業時間/11:30~14:00、18:00~21:30
定休日/火曜日 席/30席 P/20台
ランチ/1,500円~ ディナー/4,500円~

————————————————–

さて、本日は『月刊金澤』の発売日です。

巻頭特集は「旬味を産地で召し上がれ」。
富山の白海老や、庄川の鮎、白山麓の山菜、能登の幸など、
北陸の豊かな土地が育んだ、旬の味覚を堪能できる一軒をご紹介しています。

また、サブ特集は「地元作家のアート&クラフト」。
うつわ、雑貨、小物など、作家さんの手仕事が活きた
素敵な品々をご紹介しています!

是非とも、書店、コンビニ等でお手にとって頂けますと幸いです。

(編集部/佐々木美絵)

2011.05.19

魅惑するスパイス


現在、7月号(6月20日発売号)を制作中です。

特集のひとつは、カレーがテーマ。

ということで、ここ最近はカレー三昧です。
不思議なのは、ひとたびカレーを口にすると、
続けて食べたくなること。
昨日もカレーだったのに、今日も食べたくなる。
これもスパイスの働きなのでしょうか。

                                                                                                    

先日もあるインド料理店でカレーをいただきました。
帰り際、レジの前に立ち、目に飛び込んできたのがこれ。

チャイを作るためのアッサム茶葉とシナモンスティックとカルダモンです。
小分けに袋に入れて売られていました。

以前、心からおいしい、と思えるチャイに出合ったことがきっかけで
自宅でチャイばかり作って飲んでいたことがありました。

そのチャイ熱ともいえるブームも今ではすっかり落ち着いたのですが、
久しぶりに飲みたくなり、一袋購入。

                                                                                                  

鍋でスパイスと茶葉を煮立たせます。

写真ではもちろんわかりませんが、
芳しいスパイスの香りが立ちのぼっています。

                                                                                                     

最後は好みの甘さに調整して、出来上がり。

空間に立ち込める心地よい香りに包まれて
久々のチャイを堪能しました。

たっぷり作ったので、残りはアイスチャイに。
ここ数日気温が高くなったこともあって、冷たいのもまた美味。

                                                                                                        

翌日も
キッチンには、ほんのりとスパイスの香りが漂い、
しばし、エキゾチックな気分を味わったのでした。

                                                                                                             

(編集部 品川)

2011.05.18

お出かけ日和です。


お出かけが楽しみになるような、
気持ちのよいお天気が続いていますね。
先日、おいしいコーヒーが飲みたくて
「ディーズ」さんにおじゃましました。

コーヒーがおいしいお店のカップは
厚手で背が高いものが多いですよね。
この日の「コーヒーのおとも」は「レモンのシフォンケーキ」。
ふんわりしていてレモンのほのかな香りが爽やかで、
酸味控えめ、程よく苦味のあるエチオピアのコーヒーとの相性も抜群でした。
一杯をじっくり味わうのも好きなのですが、
こちらではいろんな国のコーヒーを用意されているので、
いろいろと試してみたくなります。
●煎りたて珈房 ディーズ 金沢市中央通り20-14

そして、今日のように日差しが強い日には、
タテマチの「野田屋」さんの「ほうじ茶シェイク」も恋しくなります。

「ほうじ茶」と「シェイク」、
ちょっぴりイメージしにくいカップリングですが
香ばしくて少し「大人っぽい」味がするんです。

さて、今週末20日(金)には
月刊金澤の6月号が書店に並びます。
巻頭特集「旬味を産地で召し上がれ」では
まさにお出かけ日和の休日におすすめの近隣の美味処をご紹介しています。
今年は長く楽しめる山菜、初夏の旬魚、解禁迫る鮎など
山海の幸が盛りだくさんです。
お楽しみに。


氷見「魚恵」での一品(詳しくは6月号「旬味を産地で召し上がれ」をご覧ください)

(編集部/田中佐和)

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