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2011.07.08

能登のキリコ祭り


7月から9月の下旬にかけて、能登の各地でキリコ祭りが行われます。

その中で口火を切って行われるのが能登町宇出津の「あばれ祭り」。
約350年の歴史があるこの祭りは、高さ7mのキリコが約40機、(今年は41機)街の中を練り歩きます。1日目は宇出津港の波止場にキリコが勢ぞろいして、松明の火の粉が散る中を乱舞します。 2日目は「八坂神社」に向かって練り歩き、その合間に2機の「あばれ神輿」がやってきて、神輿を道路や川、火の中に投げ込んで暴れます。なんでも、暴れれば暴れるほど神様が喜ばれるのだとか。
先週行われた「あばれ祭り」の2日目(土曜の夜)に行きました。
だいたい21時から22時ぐらいが見せ場だと聞いていたので、その時間をめがけて宇出津に向かいました。
すでにキリコが列をなして準備中。
小さな子供たちから年配の方まで、たくさんの人出です。
盆も正月も帰省しないけれど、あばれ祭りにだけは帰省する出身者が多いそう。
確かに、若い方が大勢いました。

地元の方にとって、「あばれ祭り」がいかに大切な物なのかを感じさせられます。

一番の見どころは、梶川に架かる「梶川橋」の上から神輿を川に投げ入れる所だと

聞いていたので、事前に移動。
既に大勢のカメラ愛好者が場所取りをしていました。
うまくベストポジションを確保でき、神輿が来るのを今か今かと待ちます。
隣にいたおじさんに、「あんた、お神輿が落ちた時に水しぶきがかかるから気ィ付けんと」と助言をもらいます。ひぃ。

しかし、お神輿を川に投げ入れるだなんて。なんということ。

実際に見るまではなかなか信じられません。
待ちくたびれていると、「チョーサ!チョーサ!」という掛け声とともに、お神輿がやってきました。
担ぎ手さんが橋の縁をまたぎます。
血気盛んな様子と、その勢いに圧倒されます。
掛け声と共に、えいやっ!
ドーン!
案の定、水しぶきもバシャーン!
でもそんなのまったく気にならない!
担ぎ手さんが次々に川に飛び込みます。
神輿は石柱に何度もぶつけられたり、落とされたりされます。
今まで見たことのない荒々しさに目を丸くしてしまいました。
続いて、「八坂神社」の境内に移動。
次は火の中に入れらたり、転がされたり。
その勇壮なさまに心が震えました。どこからともなく拍手が湧き上がります。
ようやく神社の中に納められたお神輿は、もはやボロボロでした。

1機目の神輿が奉納されたのが、深夜12時半頃。

このまま朝4時頃まで続いたそうです。
深夜でも、通りに面した部屋の窓は開け放たれていて、
宴会が催されていました。お子さんも年配の方もまだまだ元気。
町の人たちが大切に、そして楽しみにしてらっしゃる
行事なのだということを感じさせられました。
このエネルギーは一体どこからくるのでしょう・・・。
今でも担ぎ手さん達の掛け声が耳にこびりついています。

能登では、ほぼ毎週末、なんらかのお祭りが開催されています。

(能登キリコ祭りの開催予定はこちらをどうぞ)
この夏、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

(編集部/佐々木美絵)

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